今回は結婚式後に届いた、半年前に亡くなった父からの言葉についてお話ししたいと思います。
私は、結婚式の半年前に父を病気で亡くしています。
結婚式当日は父の代わりに母が一緒にバージンロードを歩いてくれ、両家の挨拶や親戚への対応をしてくれました。
それだけでも嬉しかったのですが、もっと嬉しかったことがありました。
長年の闘病生活で字が書けなくなってしまった父から、なぜか結婚式に手書きのメッセージが届いたのです。
これまでのことについては、こちらの記事で紹介しているので合わせて読んでもらえると嬉しいです。
*結婚式後にまさかの人からメッセージ
・結婚式後の母との会話
結婚式が無事に終わり家に帰宅した時、母から電話がありました。
母「今日はお疲れさまだったね。良い式だったよ」
私「ありがとう。本当に結婚式やって良かった」
母「渡したいものがあるんだけど、今居る?」
私「もう家にいるよ」
母「分かった。今から少し行くね」
という連絡がありました。
・家族からのメッセージ
外に出て待っていたら母が家に訪ねてきて、「これ渡したくてね」と家族からの寄せ書きをくれたのです。
「みんなで書いたのよ。ゆっくり後で見て」と言い残し、母は帰っていきました。
家に戻り寄せ書きを見ると、ピンクのお花のシールで可愛く装飾されていました。
母や兄弟から「おめでとう!いつまでもお幸せにね」というメッセージが書かれてあって、嬉しくて心が温かくなりました。
それだけでもウルッとしたのですが、あるはずのない人からの手書きメッセージが書かれてありました。
半年前に亡くなった父からだったのです。
寄せ書きには「結婚おめでとう」と一言書かれてありました。
それを見た瞬間、色んな思い出や感情が出てきて涙が止まらなくなってしまいました。
「えっ、お父さんもう字書けなくなっていたのに何で?いつ書いたの?」と不思議に思い、母にすぐ電話して聞いてみることにしたのです。
・父からの手書きメッセージ
電話で聞くと母は、「お父さんが亡くなる3ヶ月前に書いてもらったのよ」と言いました。
私「でも、もうペンも握れなかったよね?」
母「それほど書きたかったのよ。私が少し手伝ったけど、ほとんどお父さんが一人で書いたのよ」
私「頑張って書いてくれたんだね」
母「自分で書きたかったんだろうね」
私「ありがとう、宝物になったよ」
理由を聞いて私は、また嬉しい・驚き・寂しさといった色んな感情が出てきて涙が出てきました。
父からのメッセージも嬉しかったですが、寄せ書きをプレゼントしようと考えてくれた母や、兄弟にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
・「おめでとう」の重み
直筆で書かれた父の「おめでとう」という言葉を見て、本当に胸が温かくなりました。
実は、父から「おめでとう」という言葉を直接聞いたことはありません。
母曰く、結婚式の時に言うつもりでいたんだと思うよとのことでした。
直接「おめでとう」という言葉はありませんでしたが、こうして手書きのメッセージを届けてくれただけで嬉しかったです。
本当にまさか結婚式後に、父からメッセージをもらうと思っていなかったのでビックリしました。
・一人じゃない、みんながいる
私は父が亡くなってから、結婚式の準備が手につかなくなってしまいました。
話している時もどこか上の空で、このままじゃいけないと頭では分かっていても心がついていかなかったのです。
そこから救ってくれたのは、夫・家族・友人でした。
夫や友人は何も言わず話を聞いてくれ、母と兄弟は「何かあったら言って」と力になってくれました。
その支えがあったからこそ、無事に結婚式の日を迎えることができたのです。
本当に感謝しています。
結婚式の準備をしていると「大丈夫かな?」「結婚しても良いのかな?」と、不安になることがあります。
そういう時は、一人で抱え込まず夫や家族・友人に話してみましょう。
親しい人だからこそ話せないこともあると思うので、そういう時はブログのコメント欄やツイッターにメッセージを送ってもらえると嬉しいです。
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