【不妊治療】人工授精に挑戦した30代夫婦の体験談を紹介します

不妊治療
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不妊治療を初めて約半年。

何度も通院して内診をして注射やお薬で調節しながらタイミングを取ってきましたが、なかなか良い結果には繋がらず先生の提案もあり人工授精へステップアップすることを決めました。

この記事では、初めて人工授精に挑戦した私たちの体験談を紹介します。

*自己紹介

  • 30代主婦、パニック障害歴9年
  • 20代に卵巣嚢腫で手術経験あり
  • 自己流で1年妊活
  • 不妊治療歴、約半年
  • 夫婦ともに不妊体質
  • 多嚢胞性卵巣症候群がある
  • タイミング法を3回試すも✕
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*人工授精には準備が必要

人工授精はタイミング法をしてなかなか良い結果が出なかった時に、次へのステップとしてよく提案されている方法のことです。

私もタイミング法を3回やって思うような結果が出なかったため、人工授精へのステップアップを決めました。

人工授精をするには、卵巣・卵胞の大きさを確認したり排卵を促すなどの検査や処置が必要になります。

・生理が始まって10日目

私のクリニックでは、生理が始まって8~10日目に来院するように言われました。

尿検査と内診をして卵巣や卵胞の大きさを確認し、排卵があとどのくらいで来そうかチェックをします。

先生に「あと2~3日後ぐらいに排卵しそうだね」と言われ、2日後に人工授精をすることが決まりました。

日にちや時間が決まったら、次は人工授精を受けるための同意書をもらいました。

この同意書には”子供を授かったら認知すること””注意事項などを理解した上で行う意思があるか”などの項目が書かれてあります。

これは自宅で私と夫の署名をして人工授精をする日に持参します。

一通り診察が終わって先生から「ちゃんと排卵するように卵胞を育てる注射をして帰ってください」と指示がありました。

ついに来た!あの痛いと有名なお尻への注射が!!

毎日ネットやSNSで実際に体験した方の体験談を読んでいたら「あの注射は本当に痛い!」や「もうやりたくない」などの言葉がたくさん書かれてあって、やる前からすごく不安を感じていました。

・ついに痛いと有名な注射を打つ!

診察が終わり別室に行くと看護師さんに「ベッドにうつ伏せの体勢でお願いします」と指示されました。

もう緊張MAXです!!!

私はあまりにも怖すぎて看護師さんに「痛いですよね…どのくらい痛いですか?」と聞いていました。

看護師さんは「人にもよるかな、インフルエンザみたいな感じだと思ってもらったらいいかも」と笑顔で言われました。

怖いと言ってもやらなけらば前へ進めない!

「排卵しない方がすごく困る」と気持ちを奮い立たせて、覚悟を決めてベッドの上にうつ伏せになりました。

少しだけ下着を下げておきます。

注射はお尻の上のあたりにするので、全部お尻を出す必要はありません。

看護師さんがお尻にアルコール消毒をして「準備はいいですか?3・2・1でいきますよ」と言い、カウントダウンが始まりました。

3・2・1・プスッ!

「……ん?痛いけど思っていたよりも痛くない」

想像していたよりも痛くなかったので拍子抜けしました。

看護師さんが「ではゆっくり液を入れていきますね」と言い注入すると、少し痛みが出てきて「イタタタ…」というインフルエンザ予防接種のような痛みが出てきました。

ですが「ぎゃー!」というほどの痛みは感じません。

私の想像が凄すぎたからなのか、痛みの感じ方が弱かっただけなのか分かりませんが我慢できないほどの痛みではありませんでした。

あと看護師さんの腕が良かったのかもしれません。

・人工授精の流れと注意事項の説明を受ける

注射が終わった後、看護師さんから人工授精の流れと注意事項などの説明を受けました。

*当日の流れ

  • 当日の朝、夫に採取してもらう(採取して3時間以内にクリニックへ持っていく)
  • 採取したものから不純物を取り除いて良好なものを選び出す
  • 内診台にて採取したものをチューブで子宮に入れる
  • 人工授精後は10分間安静する
  • 必要の場合は着床しやすくする注射をする

当日の流れはこんな感じです。

注意事項は人工授精を実施しているときタンポンを入れているので、最初の排尿時に抜いてくださいというものでした。

では、ここからは当日の流れについて詳しく紹介していきます。

・人工授精当日の朝

朝9時半に人口受精の予約をしていたのでクリニックに行く2時間前に夫に採取してもらい、9時に到着するように家を出ました。

この時、採取した夫のものは着ている服の中に入れて持っていきました。

なぜ服の中に入れて持っていくかというと、採取したものは冷えてしまうと元気がなくなってしまうからなんです。

人肌で温めながら冷やさないようにクリニックまで持っていきます。

冷えすぎてもいけないし温めすぎてもいけないそうです。

めちゃめちゃ繊細ですよね。

私はいつも約30分かけて自転車で通院しているので、「溢れていないかな?大丈夫かな?」と心配しながら通っていました。

何とかクリニックに到着し受付を済ませたら、すぐに部屋に呼ばれ採取したものと人工授精の同意書を渡しました。

容器には夫と私の名前と生年月日・採取した時間・採取した量などを記入したシールを貼っていて、それを読み上げ自分たちのものか・間違いはないか確認をしていきます。

看護師さんに渡したら「約1時間かかります。30分したらトイレを済ませておいてください」と言われました。

・採取したものを見る

トイレを済ませ待合室で待っていると診察室へどうぞと案内されました。

入ると先生が「こちらが今回採取してもらったものです」と画面に映して見せてくれたんです。

そこには同じ場所でウネウネ動く、元気のなさそうな子がいくつか映っていました。

心の声”元気な子を取り出したんだよね?”

私は先生に「良いものだけを選んでいるのに何でみんな同じ場所で動いているんですか?元気無なさそうです」と聞きました。

すると先生は「ご主人にはもともと問題がある訳だから、その中から元気そうなものを取り出しているだけで絶好調っていう訳じゃないよ」と言われました。

その言葉を聞いて納得したのと同時に、人工授精を受ける前から少しショックを受けてしまいました。

やるからには良い状態で臨みたかったからです。

ですが「この子たちに頑張ってもらおう」と思い、人工授精を実施しました

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・人工授精を実施

内診台に座り人工授精が始まりました。

まず洗浄しそこから柔らかいチューブを入れ、採取したものを子宮へ注入していきます。

痛みはチューブを入れる時に少しあったくらいで、あまり気になりませんでした。

痛みの感じ方には個人差がありますし先生の腕によっても違うと思います。

これから人工授精をされる方は、なるべく体の力を抜くように意識してみてください。

私のこれまでの経験上、内診や人工授精の時に力が入っていると痛みを強く感じやすくなることが分かりました。

緊張するし不安だし体に力が自然と入ってしまいますよね。

すごく分かります!

“できれば少しでも痛みを感じたくない”

「どうしても力が入ってしまうよ」という人は、吐く呼吸に意識を向けてみてください。

口からフーっと息をゆっくり吐くようにすると、自然と体の力が抜けていきます。

気持ちも落ち着きやすくなるので、ぜひ試してみてください。

人工授精自体は約3分で終わりました。

内診台から降りたらベッドで10分間安静します。

・着床しやすくする注射を打つ

10分間ベッドで安静した後は、着床しやすくするための注射を打ちます。

要領は卵胞を育てる注射と同じですが打つ場所が少し変わりました。

それは“前回打った方のお尻とは反対のお尻に注射を打つ”というものです。

前回右のお尻に打ったのなら、今回は左のお尻に打つということです。

なぜこうするのか聞いてみると、同じ場所に何度も打つと硬くなってしまうからだと言われました。

クリニックによって違うかもしれないので、看護師さんの指示に従って受けてくださいね。

注射の痛みは、インフルエンザの予防接種をした時ぐらいの感覚でした。

これも個人差があると思います。

注射が終わり会計を済ませたら人工授精1回目は終了となります。

初めてのことで凄く緊張しましたが、何とか無事乗り越えることができました。

本当は夫にも一緒に来てもらいたかったのですが仕事を休むことができないため、一人で受けにいきました。

こういう時、側にいてくれたら心強いですよね。

*1回目の人工授精でかかった費用

今回私が受けた人工授精にかかった費用はこちらになります。

・生理から10日目に診察 2,780円

・人工授精当日 7,500円

・排卵しているかの確認の診察 1,980円

1回目の人工授精は一月に3回通院しました。

「一月に3回も行くの?」と驚かれるかもしれませんが私には少ない方で、多い時は5~6回通院することもあります。

卵胞がうまく成長していない場合に行くことが多いです。(注射を打つため)

内診や注射・人工授精代などを合わせて合計12,260円となりました。

保険が適用されるといっても、これが毎月となると正直キツイです。

*初めての人工授精はどうだった?

初めての人工授精は思っていたよりも落ち着いて受けることができましたが、やっぱりめちゃめちゃ緊張しました。

先生や看護師さんの迅速な対応と優しい声がけは本当にありがたかったです。

正直お尻に打つ注射は少し痛いですが、人工授精を受けている時の痛みはそれほど感じませんでした。

個人差はあると思いますが、これから人工授精を受ける方は吐く呼吸に意識を向けて体の力を抜いてリラックスするようにしてみてください。

私たち夫婦はお互い多嚢胞性卵巣症候群と精子無力症という不妊体質ということもあり人工授精を受けましたが、受けたからといって必ずしも子供ができるというわけではありません。

治療あたりの妊娠率は6~7%程度だと言われました(クリニックによって違う)

期待と不安が混ざった複雑な気持ちですが、やれるところまで頑張ってみようと思います。

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