不妊治療を始めて約3ヶ月。
タイミング法を3回やってみましたが授かることができず、詳しく検査をすると私は多嚢胞性卵巣症候群・夫は精子無力症であることが分かったのです。
フーナーテストという検査をして相性を良くないという結果になり、このままタイミング法を続けても難しいということで人工授精をすることになりました。
ですが1回目は残念ながら授かることができず、今回2回目の人工授精に挑戦してきました。
この記事では、2回目の人工授精と不妊治療への正直な気持ちについて書いています。
こういう人もいるんだなと参考にしていただけたら嬉しいです。
1回目の人工授精については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
*自己紹介
- 30代主婦、パニック障害歴9年
- 20代に卵巣嚢腫で手術経験あり
- 自己流で1年妊活
- 不妊治療歴、約半年
- 夫婦ともに不妊体質
- 多嚢胞性卵巣症候群がある
- 人工授精2回目を実施
*2回目の人工授精の結果
2回目の人工授精も1回目と同じように内診をして、卵胞が育っているか確認したり排卵を促す注射をして人工授精に臨みました。
「こんなに頑張っているんだから今回こそは来てくれる!」と信じて、生理予定日までドキドキしながら待っていました。
ですが生理予定日の2日前に下腹部に違和感が……。
「えっ、嘘でしょ…もしかして来た?」と不安に思った私は自宅のトイレに駆け込みました。
そして生理が始まったことを知ったのです。
2回目の人工授精もダメでした。
すごく凄くショックで本当に辛くてトイレで見た瞬間、何とも言えない感情と涙が溢れてきました。
*不妊治療をしていて日々思うこと
不妊治療をしていると毎日頭がそのことでいっぱいになって、辛くて辛くてしょうがない時があります。
クリニックへ行く日程を調整しながら内診や痛い注射を打って、いつ来てくれるか分からない赤ちゃんを待つのは本当に苦しいです。
ですが「今回こそは来てくれる!」と自分に言い聞かせて気持ちを奮い立たせ、いつ終わるか分からない不妊治療を頑張っています。
ただ生理が来るたびに、その気持ちは粉々に砕かれてしまいます。
トイレに行って見た瞬間一気に気持ちが落ち込み、「何で来てくれないの!?こんなに頑張ってるのに」と感情が抑えられなくなるのです。
そして頭の中で色々考えてしまいます。
「赤ちゃんは私たちのところに来たくないのかな?」
「何がいけなかったのかな?動きすぎたせい?」
「せっかく排卵してくれたのに!」
「夫のが元気だったらできてたのかな?」
「私が多嚢胞性卵巣症候群だから?」
などなど、いつも以上に深く考えてしまうのです。
*不妊治療に対しての温度差
リセットした日は、「もう今日は何もしない!」と家事を放置しています。
「今日はゆっくり休んでね」と優しい言葉をかけてくれる夫には感謝しているのですが、不妊治療をしていると夫に対してイライラすることもあります。
それは不妊治療に対しての温度差です。
タイミング法や人工授精をやって思うような結果が出ない時、私は夫にこう言いました。
「もしこのままできなかったらどうしよう」と。
夫はこれに対して「もしダメなら体外受精すればいいよ」と言いました。
*不妊治療をどこまでやるか
体外受精すればいいよ……?
心に余裕がなかっただけかもしれませんが、この言葉に私はすごくムッとしました。
「すればいいって痛い思いするのも怖い思いするのも全部私なんだけど!」と思ったんです。
2022年4月から保険適用になり以前よりは負担が減っているとはいえ、もともと結構かかっているので毎月となると堪えます。
そして体外受精になると今の何倍も費用がかかるので、なかなか踏み出せないのです。
クリニックの看護師さんにも「体外受精は人工授精とは全然違うから、やるならそれなりの覚悟がいります」と言われました。
費用のこともありますが、体に受けるダメージの大きさもあり体外受精へステップアップすることがとても怖いのです。
ただこう言っている自分もいます。
“今日が一番若いんだよ”と。
正直どこまで不妊治療をやるか悩んでいます。
*選択肢は1つではない
先生から人工授精をあと3回やってダメだったら、体外受精へステップアップしましょうと先生から言われています。
ただそれは選択肢の1つにすぎなくて、人によっては人工授精のままずっと頑張りたいという人や治療をお休みする人・不妊治療自体をやめる人もいるのです。
看護師さんからたくさん色んな方のお話を聞きました。
私は”こうじゃないといけない”というものはなくて、夫婦2人が話し合って決めたことならどんな選択をしてもそれもまた1つの道なんじゃないかなと思っています。
「何でやめるの?」とか「辛いのはあなただけじゃないのよ」とか色々好き勝手言う人もいますが、そんな言葉は無視無視!!
大切なのは2人の気持ちです。
*人工授精と体外受精にかかる費用
人工授精と体外受精にかかる費用は、どのくらいの差があるのでしょうか。
こちらが人工授精を保険適用で行った場合の目安額です。
人工授精の合計金額は約1万5,710円です。
体外受精を保険適用で行った場合の目安額はこちらです。
体外受精の合計金額は約19万3,100円です。
こちらの金額はあくまでも目安で、治療の回数や検査の内容によって異なります。
比べてみると約18万近く差があることが分かりました。
*3回目の人工授精することを決意
2回目の人工授精は残念ながら授かることはできませんでしたが、まだ可能性はあると思い3回目の人工授精を受けることを決めました。
「先生から5~6回人工授精をしてダメだったら体外受精を考えましょう」と言われていますが、それも夫婦で話し合ってステップアップするか決めたいと思います。
出口の見えない暗いトンネルの中にいるような感じですが、進んだり歩いたり時には休んだりしながら行けるところまで頑張ってみようと思っています(^^)
P・S 先月3回目の人工授精を行ってきましたが、残念ながら授かることはできませんでした。
そして私は可能性を信じて4回目の人工授精に挑戦してきました。
4回目の人工授精については、こちらの記事で紹介しています。
参考にしていただけると嬉しいです。
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